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現代の武士

WordPress-Beitrag 1243 · Stand 2020-10-25 12月の第1週目は例年ベルリンでの講習会で講師としてセミナーを行っている。過去4年連続で主に体の使い方をテーマに行ったが、主催者側が今後少し違ったテーマを他の講師の先生に頼みたいとの意向で、とりあえず最後のセミナーとなった。 休憩中に思いがけず参加者から「え、先生日頃会社で働いているのですか?てっきり専業武士かとおもっていました」と言われ、思わず「会社で仕事している時も武士です」と答えた。

2019年欧州講習会

WordPress-Beitrag 1058 · Stand 2019-12-15 2009年から10年後に再びフランクフルトで欧州講習会が開催された。今回はグループ内での通訳とセミナー及び審査でのコーディネート役として参加した。 セミナー中は毎朝参加者の一人が全参加者を代表して 射法訓・礼記射技の朗読を行った。これは、 全員そろって 今から射へ臨む心構えを神前へ向かって誓う意味があると説明を受けた。

師とは?

WordPress-Beitrag 795 · Stand 2019-11-23 武道では昔から「良師は何年かかっても探さなければならない」と言われる。前回一流と二流の違いでも書いたが、自らが一流になりたければ、一流の師の行動パターンと思考を盗み取ることが重要である。ここでは、個人的な師匠についての考え方と自分の経験をまとめてみたい。

稽古日記 – Trainingsbuch

今週はドイツでも珍しく連日30度を超える天気が続く。稽古は継続的に行われており、本日は4名であったが参加があった。  当道場は年中室外であるので、四季だけでなく、刻々と変化する気温、湿度が体感できる。個人的には厳しい環境ほど稽古になると感じている。特に真冬の寒の厳しい日や、今日の様に暑さが厳しい日は、周りの状況が理想的では無いが、逆境であるが為にそれを受け入れ、今出来る最大のことをしようとする決意が固まる。 そうするとほとんど例外なく、条件が良い時よりも良い射が出来やすく、また更に良い射のヒントが出て来る。多くは出来るだけ逆境から逃げようとしていないだろうか? 逆境は成長の種があり、だから挑戦に利ありと思っている。 Diese Woche haben wir täglich über 30 Grad. Heute hatten[…]

審査の基準(射技・射形・体配)

WordPress-Beitrag 961 · Stand 2019-07-17  武道一般的に審査というものが制定されており、一般的には、弓道修行者の動機付けや、ピラミッド型の組織形成の為と言われている。弓道では、昇段審査での主な基準は、「射形(型)」、「射技」、「体配」という3つに分かれている。更に5段以上には「射品」という基準が設けられている。今回は、実際に各々具体的にどういった事柄であるか、自身の考え方をまとめてみたい。

欧州称号者セミナー

WordPress-Beitrag 428 · Stand 2019-07-17 2018年9月22・23日の両日イタリア、ローマの弓道場で欧州の称号者を対象にしたセミナーが開かれた。このセミナーは、欧州内での称号者(錬士号、教士号)が集まって、独自に切磋琢磨する研修会として例年開催されている。自分は2012年イギリス、2016年フランスでのセミナーに参加し、今回は3回目となり、教士を取得してからは、初めての参加となった。現在欧州内での教士号取得者は合計10名となり、欧州弓道連盟では指導委員会の役員として、欧州称号セミナーでは講師としての役割を担う事になった。 今回はそのセミナーでの個人的視点で気づいたことを中心に書いてみたい。 初日の矢渡しについて 本人は、第二介添えを依頼されていたのでそのつもりでいたが、当日になって急遽矢渡しで射手を担当する事になった。メールでは、確かに「新しく教士になった私に矢渡しに参加してもらいたい、介添えとして」と記載されていたが、最後の as Kaizoe[…]

何故弓の構造は16世紀頃から変化がないのか?

WordPress-Beitrag 1041 · Stand 2019-07-09 弓の構造は丸木弓から始まり、竹と木の合成が 平安時代頃から行われるようになったらしい。現在の弓胎(ひご)弓の構造は戦国時代末期16世紀の終わりごろに完成されたと言われている。では、何故和弓はそれから5世紀も立っているのに形や構造に変化がないのであろうか? この問題について私的な考えを述べてみたい。 鉄砲の伝来 先ず、この 弓胎 弓が完成されたとのほぼ同じ時期に鉄砲が種子島に鉄砲が伝わっっている。(1543年)初めは性能が悪く又弓に比べて速射が出来なかったために、戦場では戦国時代末期までは戦闘で弓が活躍する場面が多くあったと考えられる。また弓の威力も[…]

Landeslehrgang Berlin 2018

WordPress-Beitrag 587 · Stand 2019-05-07 Am Wochenende dem 8./9. Dezember fand der[…]

型と形について

WordPress-Beitrag 874 · Stand 2019-04-30 今までに 審査規定は 何度も読んでいて、最近では「審査統一基準」として五段以下、詳しい説明もなされており、それなりに理解していたと思っていた。しかし、今日は今まできちんと読んでいなかったことに気づき、非常に衝撃を受けた。(以下段・級位の資格基準伐採) 七段 射形・射術・体配自から備わり、射品高く、錬達の域に達した者 六段[…]

弓道指導者育成と社会的合意について

WordPress-Beitrag 959 · Stand 2019-04-23 今年から2年間、将来の弓道指導者養成の講師として、該当者に対し、各地でセミナーを行う事になった。武道が生まれ形成された土壌が欧州にはないので、既存の一般的に認識されているスポーツトレーナー養成コースがシステムとして使われている。武道(弓道)はスポーツ的な面は当然あるが、それがすべてでないので、コースではそれ以外のことを教える項目が設けられていない。よって、実際には一般社会では一応、トレーナーとして通用する(認められる)が、弓道のトレーナーとしてはあくまでその一部を学んだに過ぎないと考えている。 このトレーナー養成コースは2年間で、120時間、週末10回をつかっておこなわれる。流石にドイツだけあって、システム作りには長けている。これは、ヨーロッパ大陸で、国境に接している国が最も多くことからも物語っているように、異なった人種、宗教、慣習が常に存在するという土壌に根付いている。そういった国で伝える手段としての「言語」とその枠組みとしての「システム」を完璧にする必要があったからであると推測される。良く言えば、能力の全くない人でも、このシステムを使えば、最低レベルまではたどり着くことが出来る。しかし、悪く言えば、武道は「言語」を手段としてはあまり使わず、形という「実践的システム」を用いているために、この「言語システム」が逆に武道指導の本質を妨げるのではないかと危惧している。 言語を使って頭で理解し、システムに従って、指導するやり方は、いわば教科書を読んで聞かせ、ビデオ教材をあたえ、実践させてフィードバックを与え、精神的サポートをするといった一般的なスポーツの指導としては、有効で、実際に自分がそのスポーツができなくても指導できるといった利点はある。しかし、武道の理論は「言語」で言い表すことが出来きないものが「形」に包括されており、形の実践により、その理論が分かってくるようなものについては、その道を既に辿った人が、その経験に基づく実践的理論を指導する方法が、現代でも有効と考える。 このように、自分の考える指導者養成方法と、現存しているシステムとのギャップはあるが、ドイツという国でドイツ人に対して、日本産の武道を理解し、次世代に指導できる人を養成させるためという目的を考えると、やはり、受け手側にとっては何が一番かと考える必要がある。従って、自分はそう考えるという意見はあってもいいが、他人(受け手)は何をどうゆう風に受けたいのかという事が完全に理解できないうちは、現在の社会的合意が出来ているものを使用しつつ、その中で一個人として考える事も多少のスパイスとして与えるのがいいのかもしれないと思っている。